ヒューマンアカデミーのロボット教室で、体験授業の募集をしていました。公式サイトによると、対象年齢は5歳からとあります。
体験授業は土曜日の10時から。予定も空いていたので、長女(5歳)と一緒にヒューマンアカデミーのロボット教室の体験授業に行ってきました。
この記事では、ヒューマンアカデミーロボット教室の体験授業がどんな様子だったのかを書いています。行ってみようかなと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
※撮影許可・掲載許可は頂いています。
ヒューマンアカデミーロボット教室の口コミや料金、学習内容については、こちらの記事にまとめています。
目次
ヒューマンアカデミーロボット教室の体験授業に申し込んでからの流れ
まずは公式サイトより、体験授業の申し込みをします。
出典:『ヒューマンキッズサイエンス・ロボット教室』公式サイト
申し込みを完了すると、ヒューマンアカデミーロボット教室運営事務局からメールが届きます。
さらに時間差でもう1通。
簡単に言うと、「後で電話またはメールで、教室担当者から連絡がくる」という内容のメールです。
しかし、なかなか教室担当者からの連絡が来ません。結局、体験授業の前日(申し込みをしてから6日後)の19時に、教室から確認のメールが届きました。
私はぎりぎりまで待ちましたが、もし連絡が遅くて不安な場合は、こちらから行く予定の教室に問い合わせてみると安心です。
ヒューマンアカデミーロボット教室の体験授業の内容
体験授業の教室は?
募集には「残りわずか」と書いてありました。なので、体験授業には何組か親子がいて、講義形式でロボットを作っていくのかなと思っていました。
ですが実際に行ってみると、私と長女だけで他には誰もいません。つまり、マンツーマンの体験授業です。
あまり人見知りはしない長女なのですが、誰もいないということと、ビルの一室だったということもあって、少し緊張していました。
教室に入ると、壁に個人ブースが並んでいて、そんなに広くありません。体験授業を担当してくれたのは、40歳くらいの男性の先生です。
体験授業を始める前に
まずはソファーに案内され、パンフレットをもらいます。
「入会予約表」ももらいましたが、これを書くよう促されたり、勧誘されたりするようなことはなかったです。
それからパソコンで、1分半ぐらいの短い動画を見せてもらいました。ロボット教室のCMのような感じの動画です。
動画を見終わった後は、実際のロボットを2つ見せてもらいました。ダンゴムシ型のロボットと、クレーン型のロボットです。
ダンゴムシのロボットはスイッチを入れると動き、スイッチを止めると丸くなります。(写真は撮り忘れました・・・)
ダンゴムシのロボットは動きが面白いので、長女は大喜びです。この辺りから、長女の緊張は完全にほぐれたようでした。
クレーン型のロボットは、ゲームセンターのクレーンゲームみたいな動きのロボットです。台の上に飴を置いたら、飴を掴んで横に移動させます。
ちなみにこのロボット、飴を縦におかないと掴むことができません。
「飴をどんな風に置いたら、ロボットが運ぶことができるのか。」
「運べる時と運べない時の違いはなんなのか」
ちょっとしたことですが、こういうことに気付いたり、試行錯誤したりすることが大切なんだそうです。
長女はクレーンゲームが気に入ったようで、飴を置いたり、丸めたティッシュを置いたりしながら何回も遊んでいました。
見本のロボットで遊んだ後は、いよいよロボット作り体験です。今回作るのは、「クロールロボ」です。
この時の長女の年齢は、5歳と2ヶ月。ブロック遊びは、気が向いた時にたま~にするだけ。ちゃんと作り終えることができるのか不安でしたが、体験授業が始まりました。
クロールロボを作ってみよう!
もちろん、長女1人で作業をするわけではありません。先生が助手として手伝ってくれます。私は長女の隣で、作る様子を見ていました。
まずは、今日使うパーツを見せてもらいました。とても小さいパーツもあります。失くしそうだし、口に入れそうだし・・・。
対象年齢が5歳からというのも納得です。
次に、パーツをひとつひとつ確認しながら、平らなトレイに移しました。
中には、形が似ているパーツもあります。
先生は、右側をカニさんの足、左側をばってん(写真では見えにくいですが、十字になっています。)と言って、パーツの違いを説明をしてくれました。
小さいパーツですし、形も似ています。このパーツを間違えると、パーツ同士がうまくはまらなかったり、はめてもゆるゆるで、すぐにはずれたりしてしまうので、大事な部分です。
ロボットは少しずつ組み立てていきます。まずは頭の部分。設計図を見ながら、必要なパーツをトレイの外に出していきます。
この時はまだ、黄色い歯車など、似たような部品は間違えて出していました。
設計図にある同じ部品を全部トレイの外に出せたら、組み立てていきます。下の写真は、出来上がった頭の部分です。黄色いところが目になります。
胴体の部分・モーターの部分・手足の部分なども同様に、以下の手順を繰り返しながらロボットを完成させていきます。
↓
必要なパーツを、設計図を見ながらトレイの外に出す。
↓
組み立てる。
最初は少しもたついていた長女ですが、だんだんコツがわかってきたようです。パーツを探すのも早くなり、間違えなくなってきました。
穴の数など、パーツの細かい部分も見落としません。「菊の花みたい」「カッパのお皿みたい」など、子供独特の表現を使いながら、パーツを探し出します。
パーツを探す→組み立てるを繰り返し、どんどん組み立てていきます。ここまでで、教室に来てから1時間ちょっと経っていました。
組み立てるのが難しいところやパーツをはめるのに力がいる所は、先生がお手伝いをしてくれました。
だいぶ出来上がってきました。
最後にロボットの足を組み立てて、頭をのせたら完成です。出来上がったロボットがこちら!
防水ではないので水に入れることはできませんが、ちゃんとクロールの動きをしています。およそ1時間ほどかけて、ロボットを完成させることができました。
ヒューマンアカデミーロボット教室の体験授業で分かったこと
何でも学びになる
ロボット作りの作業中、長女はブロックの凹凸が気になったようです。
と、急に凹凸の数を数えだしました。
ロボットを作るのは初めてなので、当然時間はかかっていました。
これ以上先生を待たせるのは申し訳ないと思ったので、
と言おうとしたのですが、「いいんですいいんです」と私の方が先生に止められました。
ロボット作りはただ作る作業だけではなく、「やってみよう」という気持ちや「これはどうかな?」という気付きが大事なんだそうです。
なのでこのまま、数えさせていいと。
親としては、子どもがのんびり作業をしていたり、違うことをしようとしていたりすると、ついつい横から口を出したくなっちゃいますよね・・・反省です。
指先を使って細かい動きをする
中には、爪ぐらいの大きさしかない小さなパーツもあります。
そのパーツを持ったり、組み立てたり。指先を細かく使って作業をしていました。
そして、5歳児でも意外と指先を使った細かい動きができるんです。これには驚いたし、感心しました。
集中する
最初は足をぶらつかせたりしてちょっと落ち着きの無かった長女でしたが、時間が経つにつれてどんどん作業に没頭していきました。
これを続けると、集中力が身につきそうです。実際、はまる子は大人でもびっくりするほど長い時間、ロボット作りに没頭するそうです。
ヒューマンアカデミーロボット教室のQ&A
ヒューマンアカデミーロボット教室について、気になることを先生に質問してみました。教室によって違う部分もありますので、不明な点は、実際に近くの教室に問い合わせてみてください。
5歳になっていなくても、年中さんになったら入会することができます。年少さんでも、体験授業をしてみて出来そうであれば、入会することはできます。
逆に5歳を過ぎていても、体験授業の様子を見て、「うちの子にはまだ無理そう」と保護者の方が判断されて、入会を見送るケースもあります。
失くした部品だけ購入することができます。1つ100円~200円くらいで購入できますが、モーターだと1000円くらいしてしまいます。
あまり頻繁に部品をなくしてしまうと、その分お金もかかってきてしまいます。そのため、実際の教室では、部品を分けて片付けるなどの後片付けの仕方・整理整頓の指導もしています。
キットを購入した最初の時だけついていますが、その電池がなくなったら、後はそれぞれで購入して頂くことになります。
出来上がったロボットでたくさん遊ぶ子は、電池の消耗も早いです。この教室の近くのスーパーに、たくさん入っていてお手頃な電池があるのでおすすめですよ(笑)。
入会金と、毎月の月謝代・毎月のテキスト代があります。その他にかかる費用はありません。
入会金に関しては、もし入会を検討しているのであれば、最初にお渡しした「入会ご予約票」を書いて提出して頂くと、入会金は無料でご案内することができます。
教え方は、それぞれの教室で違います。
講義形式で、「◯ページを開いてください」という形で授業を行っている教室もあれば、コースごとに分けている教室もあります。
キットや、実際に作成するロボットは各教室で共通していますが、それ以外の教え方の部分では、各教室それぞれのやり方に委ねられています。
月に2回授業がありますが、1回目の授業では1人1人各ブースでロボットを作ります。出来た子から順番に教室の真ん中に集まって、作ったロボットを見せあったり、遊んだりしています。
2回目の授業は、ロボットを改造したり、講義をしたりもします。
例えば、ロボットの足を伸ばす改造をして、移動距離について考えたり、輪ゴムを巻いて、摩擦のことについて教えたりといった内容です。
そうです。持ち帰って、次の授業の時に持ってきます。ですので、お家で自分のオリジナルのロボットを作る子もいます。
大丈夫です。
数字がまだ分かっていなくても、子どもは子どもなりに大きさを比べたりしながら、自分なりのやり方で解決策を見つけていきます。(これが大事!)
また、授業に通っているうちに、ロボットを作る中で、ひらがなや数字を理解できるようになっていきます。
ヒューマンアカデミーロボット教室の体験授業のまとめ
ロボットを作り終え、質問があればお尋ねして、体験授業は終了です。最後にロボット教室の全国大会の紹介があり、パンフレットももらいました。
勧誘されたり入会を勧められたりすることも無く、「ありがとうございました」と挨拶をして教室を後にしました。
ロボットを作るのにかかった時間は1時間以上。質問や説明も含めて大体1時間半で体験授業が終わりました。
体験授業はこれでおしまいなのですが、長女は「次はうさぎのロボットをつくる!」と張り切っていました。すごく楽しかったようです。
子どもは絶対に楽しめる内容ですので、興味のある方はぜひ1度、体験授業に参加してみてくださいね。
ヒューマンアカデミーロボット教室の料金や口コミについては、こちらの記事にまとめています。