幼児期からでも、日本語の力を伸ばしたいと考えている親は少なくありません。
脳の発達が著しい幼児期は、刺激を与えれば与えた分だけ吸収する、日本語の力を育てるには最適な時期とも言えます。
この記事では、日本語の力を育てるために役立つ教材を紹介していきます。中にはユニークな教材もあるので、子どもと楽しみながら日本語の力を伸ばしていきましょう。
目次
日本語の力を育てる幼児教材
読み聞かせ
忙しい毎日ですが、時間があれば取り入れたいのが読み聞かせ。数ある効果の中でも、
- 想像力が養われる
- 感情が豊かになる
- 語彙が増える
の3点は、日本語の力を伸ばす上で重要なポイントです。お気に入りの絵本を繰り返し読むことで、さらに効果がアップします。
モーリーのすてきなおいしゃさんバッグ
『モーリーのすてきなおいしゃさんバッグ』という絵本は、モーリーという女の子がお医者さんに変身し、バッグの中のアイテムを使って、患者さんを治療していくというお話です。
バッグの中に入っている湯たんぽや体温計などは実際に手に取ることができる仕掛けになっているので、お医者さんごっこも楽しめます。
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
電車好きな子に人気の絵本『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』は、穴あき仕掛けのあるトンネルを通りながら、様々な景色の中を電車が走っていくというお話です。
「トンネルの向こうはどうなっているのかな?」というワクワク感と、電車の走るデデン・ドドンなどの擬音語を楽しめます。
言葉遊び
しりとりや連想ゲームなど、言葉の響きやリズムを楽しむ言葉遊び。
楽しくゲームをしながらたくさんの言葉と触れ合うことが出来るため、おもしろいことに夢中になってしまう幼児期にぴったりの学び方です。
たべものやさん しりとりたいかい かいさいします
商店街が舞台の絵本『たべものやさん しりとりたいかい かいさいします』は、子どもにとって身近なお寿司・ケーキ・パンなどの食べ物がしりとり対決をするというお話です。
最後に「ん」で負けてしまうのは誰なのか…ハラハラドキドキの展開に大興奮!たくさんの食べ物達が出てくるので、子どもの食育にも繋がります。
へんしんトンネル
『へんしんトンネル』という絵本には、通り抜けたものが変身する不思議なトンネルが登場します。かっぱが「かっぱかっぱ…」と言いながら入ると、なぜだか「ぱかっぱかっ」と言いながら馬が出てきてびっくり!
一体何に変身するのか、親子で推理しながら読むのも楽しいですね。
発音
まだ発達途上の幼児期。正しく日本語を発音することが出来ないのはよくあることです。まずはたくさんの言葉に触れてマネをするところから、子どものペースで始めてみましょう。
タッチペンで音声が出る図鑑を利用すれば、まだ字が読めない子でも、1人でどんどん発音の練習が出来ます。
アンパンマン おしゃべりものしり図鑑セット
『アンパンマン おしゃべりものしり図鑑セット』では、付属のタッチペンで図鑑をタッチすると、子どもに大人気のアンパンマンが約800種類以上の言葉を教えてくれます。
生活・動物・乗り物の3冊セットなので、興味のあるものから始めてみましょう。
はじめてずかん1000
子どもに身近な言葉を1000語集めたタッチペン付きの図鑑、「はじめてずかん1000」。
思わずタッチしたくなるようなカラフルで楽しい写真が満載です。ゲーム・クイズ・歌なども収録されているので、長く遊ぶことが出来ます。
ひらがな
3歳頃になると幼稚園の入園時期とも重なって、徐々にひらがなに対する興味が芽生えてきます。まずは簡単なひらがなを読むことから始めて、子どもの様子を見ながら、書く練習をしていきましょう。
ひらがなさいころつみき
イラストとひらがなが書かれた1辺3cmの立方体が50個セットになった『ひらがなさいころつみき』。
同じひらがなが書かれた積み木が5個、さらに濁音・半濁音などの積み木もあるので、たくさんの言葉を作って遊ぶことが出来ます。
おすしドリル
幼児が好きな食べ物ランキング1位のおすしで、ひらがなを学ぶことができる『おすしドリル』。普通のドリルとはちょっと違う、ユニークなドリルです。
おすしカードゲームやおすしカルタなど、ドリルの後も楽しめる付録も付いています。
運筆
ひらがなを書くことが難しい場合は、まずは運筆からスタートしてみて下さい。運筆をすることで、
- 鉛筆の持ち方
- 手の動かし方
- 筆圧の調整
など、文字を書くための土台作りが出来ます。
めいろ
運筆の練習には、スイスイ鉛筆を走らせることが出来る、シンプルなドリルがおすすめです。
こちらのドリル『めいろ』には、「イラストめいろ」「あみだめいろ」「条件めいろ」など楽しい迷路がたくさん収録されているので、飽きずに取り組むことが出来ます。
わざわざ買いたい!!!てんつなぎ
点をつないでいくうちに素敵な絵が出来上がってしまう、オールカラーのドリル「わざわざ買いたい!!!てんつなぎ」。「どんな絵ができあがるのかな?」というドキドキ感がたまりません。
また、数字の順番に線を引いていくので、数のお勉強にもなりますね。
紙芝居
昔懐かしの紙芝居ですが、絵本と異なり、子どもには文字が見えないため、「集中して聞く力」「想像力」が養われます。
さらに、繰り返し聞くことで得られる「語彙力」、読み手と聞き手が同じ世界に入る「共有力」など、日本語に必要な能力を高めてくれる、優れた教材です。
くれよんさんのけんか
子どもにとって身近なくれよんが主人公の紙芝居、『くれよんさんのけんか』。赤と黄色のくれよんが自分の色の果物を書きながら、どちらが1番か勝負をするというゆかいなお話です。
読み終わった後は、思わずくれよんでお絵かきがしたくなるかも!
ごきげんのわるいコックさん
『ごきげんのわるいコックさん』は、不愛想なコックさんに「機嫌をなおして」と呼びかけながらお話が進んでいく紙芝居です。コックさんの顔の変化に、子どもは大爆笑すること間違いなし。
紙芝居初心者の方でも、読み聞かせの方法が書いてあるので、上手に読むことが出来ます。
絵本プロジェクター
暗くした部屋の壁や天井に絵本を投影し、読み聞かせをしてくれる絵本プロジェクター。
毎晩寝る前に絵本の世界に入る習慣がつけば、言葉に触れる時間が自然と増え、日本語の力に繋がっていきます。
ディズニー ピクサーキャラクターズ Dream Switch
『ディズニー ピクサーキャラクターズ Dream Switch』は、絵本30作品に加え、歌や物の名前など50種類ものコンテンツを収録した絵本プロジェクターです。
1話約10分なので、寝る前の小さなお楽しみとしてぴったり。
これ実は我が家にもあるのですが、もはやおもちゃではありません。少しお高めなのですが、個人的にはめちゃくちゃおすすめの商品です。
アンパンマン おやこでいっしょに♪アンパンマンシアター
アンパンマンのお話と歌が収録された絵本プロジェクター『アンパンマン おやこでいっしょに♪アンパンマンシアター』。大人気のアンパンマンなら、子どもから進んで見てくれます。
幼児向け学習アプリ
楽しく学ぶという点においては、最も優れた教材の1つである幼児向け学習アプリ。ゲーム感覚で遊んでいるうちに、いつの間にか覚えてしまう優れものです。
使用する時間に気を付けながら、上手に取り入れたいですね。
たのしい!ひらがな
ひらがなをなぞったり、追いかけたり、ワクワクする工夫が満載の幼児向け学習アプリ『たのしい!ひらがな』。優しい音声付きで、耳からも言葉に触れることが出来ます。
もじあそび
『もじあそび』は、かわいいキャラクターと一緒に遊んで学べる、幼児向け学習アプリです。2歳からでも遊べるので、小さいうちからひらがなの学習が出来ます。
ひらがなをテーマにしたゲームが満載なので、飽きずに続けられますよ。
幼児向け通信教材
ドリルや知育おもちゃが定期的に届く、幼児向け通信教材。各企業が子どもの発達を研究して作られた教材ですので、質は高く、安心安全です。
子どもの年齢に応じた運筆やひらがなの練習ができる教材が揃っているため、効果的な学習をすることができます。また、いろんな教材を選ぶ手間が省けるのも、嬉しいポイントです。
安いものですと、例えば幼児ポピーはおよそ1,000円から始めることが出来ます。各サービスの特長を確認し、子どもに合ったものを選びましょう。
各社の特長は以下の記事にまとめているので、気になる方はことらもぜひチェックしてみて下さいね。
日本語の力を育てる幼児教材まとめ
どれも魅力的な教材ばかりですが、一度にあれもこれも取り入れようと頑張ると、親子ともども疲れてしまいます。大事なのはやはり、楽しく続けること。
まずは興味が持てそうな教材からトライして、その中から子どもに合ったものを、無理なく続けていけると良いですね。