そんな時には「クロームキャスト」を使えば、自宅のテレビでYouTubeを見ることができます。
このクロームキャストですが、スマホの画面やウェブサイトの画面をそのままテレビに映し出すことも可能です。
スマホで撮った写真をみんなで鑑賞したり、旅行先を探したりと、いろいろと使いみちはありそうですね。
ただし、これを使うにはWi-Fiネットワークが必要になります。家でWi-Fiが使えるという方は、ぜひ試してみて下さいね。
目次
クロームキャストの中身は?
これがクロームキャストです。大きさの比較用として、横にマッキーペンを置いています。
クロームキャストはネットではもちろん、家電量販店でも販売してあります。お店にもよりますが、値段は大体5千円前後です。
中身を出してみます。
中身はいたってシンプル。
- Chromecast
- 電源ケーブル
- 電源アダプター
- 説明書
が入っています。
クロームキャストの使い方
クロームキャストには一応説明書が入っていますが、解説はほとんどありません。ペラっと開いてこれだけです。
セットアップの詳しい手順については、以下の記事で画像付きで詳しく解説しています。
この記事では、使い方の簡単な流れだけ確認しておきます。
まずはChromecast・電源ケーブル・電源アダプターを全てつなぎます。
テレビの裏を見てみて下さい。「HDMI端子」というものがあるはずです。
このHDMI端子に、クロームキャストを接続します。
クロームキャストはテレビに直接接続して使うため、電源スイッチはありません。後はコンセントを入れれば、そのまま電源が入ります。
うちでは基本的につけっぱなしにしていますが、「ずっと電源が入っているのが気になる…」という場合には、コンセントを抜くしかありません。
電源が入ったがどうかは、クロームキャストのサイドを見れば分かります。コンセントを入れたら、サイドにあるライトがオレンジ→白に変わります。
これで準備はOK!テレビのリモコンを用意します。
リモコンのどこかに「入力切換」ボタンがあるので、押します。テレビを見てみて下さい。
先ほどクロームキャストを接続したHDMIに、「Chromecast」と表示されています。私は端子2に接続したので、HDMI 2に「Chromecast」と表示されていますね。
リモコンの矢印ボタンで「Chromecast」を選択してみましょう。するとテレビが、以下のような画面になっています。
テレビにセットアップの手順が表示されるので、それに従って設定していきます。
設定が全て終わったら…。
テレビにYouTubeを映すことができました!
YouTubeをテレビで見る上で、注意してほしいこと
子どもに見せても大丈夫な動画か、必ず確認する
子どもにYouTubeを見せる場合には、子どもが見ても大丈夫な動画かどうか、見せる前に必ず確認するようにして下さい。
動画を見る前でも、
- 再生回数が少ない
- 低評価が多い
- コメント欄が荒れてる(騙されたとか否定的なことが書いてある)
- 公式が出している動画か
などでも判断できます。というのも、子どものトラウマになるような動画がアップされている可能性があるからです。
以下は引用です。アメリカで問題となっている「エルサゲート」について記述してあります。
不快な内容ではありますが、子どもにYouTubeを見せるつもりなら、親として絶対に知っておくべき内容なので、読んでみて下さい。
エルサゲートとは、ディズニーの人気映画『アナと雪の女王』のキャラクター「エルサ」と、政治のスキャンダルなどを示す接尾語「gate」からできた言葉だ。欧米では2017年から問題になっており、日本でも昨年末あたりから注目されている。
一見子ども向けの動画に見えるが、再生すると驚くような内容だ。性的だったり、暴力的だったり、子どもに残虐だったりと、不快でトラウマになるようなシーンが満載。おもちゃの人形を使ったものや、アニメの動画が多い。
子ども向けに「YouTube Kids」というアプリもありますが、やはり一部不適切な動画が混ざり込んでしまうことがあるようです。
もちろん都度削除されているようですが、いたちごっこですね。やはり親がきちんと管理するしかありません。
子どもに見せっぱなしにしておくと、こういった動画にたどりついてしまう可能性があります。便利で楽しいものなのですが、十分注意して下さいね。
どうしても心配なら、YouTubeは諦めて、動画配信サービス(HuluやNetflixなど)の子ども向けチャンネルを利用するのも1つの手です。
長時間の視聴に注意
YouTube、おもしろいですよね。一度見始めたら、大人でもきりがありません。
ですがあまりにも長時間の視聴は、成長期の子どもの体や心に良い影響を与えるのかということも、考えておくべきだと思います。
子どもたちの保護者の多くは口をそろえて、「放っておくと5時間以上もYouTubeを見ている」「視聴をやめないせいで、一時期は睡眠不足や学力低下にも悩まされた」と嘆く。
子どもだけで、YouTubeの視聴をコントロールするのは難しい。その理由は、一度動画を見ると、次々とおすすめ動画や関連動画が表示されるなど、長時間視聴を促す仕組みがたくさんあるからだ。
次々に動画が流れるので子どもだけでは止めどきが難しく、またそのせいで、前述したような不適切な動画にたどりついてしまうことも考えられます。
YouTubeはうちでも見せていますし、YouTubeを見せること自体が悪いとは思っていませんが、視聴時間もルールを決めて楽しむようにしましょう。
違法にアップロードされた動画は見ない
最近の映画館では、映画が始まる前に必ず、「ノーモア、映画泥棒」のCMが流されますよね。
違法にアップロードされた動画は、上げた方だけでなく、見ることも違法だということも、少しづつ浸透してきたのではないでしょうか。
ここではさらに一歩踏み込んで、YouTubeによくある絵本の読み聞かせ動画も実はアウトということもぜひ知っておいて下さい。
出版社や作者の名義で公式にあげられているものもあるが、多くは個人によるもののように見える。
人気動画の中には、広告が入っているものも少なくない。1000万回を超える再生数のものも複数ある。
マンガの海賊版サイト「漫画村」の騒動は記憶に新しいが、絵本ももちろん著作権がある作品だ。
動画のコメント欄には「子どもが大好きなので助かります!」なんて無邪気なものもあるが、立派な著作権侵害にあたる。
その絵本が好きだからこそ、作者を応援したいからこそ、公式以外が出しているこういった動画を見るのは止めましょう。
YouTubeをテレビで見る方法まとめ
なんでもそうですが、ルールを守って正しく使えば、とても便利なものです。大画面でYouTubeを見ることができるので、みんなで歌ったり踊ったりと、いろいろと楽しめます。
また、セットアップをするのがハードルが高く感じるかもしれませんが、手順を踏んでゆっくりとしていけば特に難しいことは無いので、ぜひ試してみて下さいね。