幼児期から、机に座って活動する習慣を身に付ける。大事なことではあるのですが、幼児期の子どもにじっと座っていなさい、というのも、なかなか難しい話です。
幼稚園や保育園では、机での学習習慣の始まりとして、お絵かきや塗り絵、簡単なプリントなど、子どもが興味を持ちながら座って遊べる環境を整えています。
とはいえお家だと、「座ってお絵かきしよう」という提案に、子どもがのってくれるかは分かりません。
「大好きなキャラクターの塗り絵を一緒にしよう」と誘えば、自然と机に向き合ってくれるはず。簡単なプリントも、好きなキャラクターが描かれているだけで、やる気がアップすることでしょう。
この記事では、キャラクターの幼児教材を無料でダウンロードできるサイトをご紹介します。お家でも机に座って楽しめる教材がたくさんあるので、ぜひ参考にして下さいね。
目次
かわいいキャラクターの幼児教材を無料で使えるサイト7選
ディズニーキッズ公式サイト『あそびば』
出典:『あそびば』公式サイト
世代を超えて愛されるディズニーキャラクター。子育て中の親御さんでも、小さい頃にディズニーに親しんだ方は少なくないはず。
そんなディズニーキャラクターのダウンロード教材や物語がたくさん用意されているのが、ディズニーキッズ公式サイトの中の『あそびば』です。
コンテンツ内容の対象年齢も幅広く、子どもが喜び、やる気を引き出すようなダウンロード教材が準備されています。「あそびば」のコンテンツは、主に下記の4つです。
- ぬりえ
- クラフト・カード
- 読み書き
- その他
定番の「ぬりえ」「点つなぎ」など印刷して遊べる教材はもちろん、「アルファベット表」「じかんわり」「カレンダー」など、掲示アイテムも用意されているところも魅力の1つ。
ディズニーキャラクターのグッズって、ちょっとお値段が張りますよね…。ですがこちらの教材は無料でダウンロード出来るので、子どもが自由に使えるアイテムとして重宝しそうです。
また、「読み書き」のコンテンツでは、ディズニーの名作が絵本形式で用意されています。
コンテンツには全てに振り仮名が振ってあるので、子どもだけでも大丈夫。また、英語バージョンも選べるため、大好きな物語から英語に触れるきっかけにもなります。
他にもディズニーキャラクターにちなんだ工作や、かわいらしいクッキングレシピも紹介されています。
ミッキーやミニーなどの定番キャラクターはもちろん、個性溢れるキャラクターが揃っているのもディズニーの魅力。子ども一人ひとりのお気に入りのキャラクターがきっと見つかるはずです。
昆虫と学びのポータルサイト『INSECT MARKET』
俳優の香川照之さんがプロデューサーを務める、昆虫に特化したメディアです。
昆虫をモチーフとした洋服や雑貨などの販売もしており、昆虫の魅力を通して自然教育の重要性を伝えようというメッセージが込められています。
サイト内の「学びドリル」では、
- 算数系(数、お金、時計、プログラミング的思考等)
- 国語系(ひらがな、カタカナ等)
- 英語系(アルファベット等)
- 遊び系(塗り絵、迷路等)
などのダウンロード可能なプリントが用意されています。
「昆虫の数を数えよう」など、とにかく全てのプリントが昆虫をテーマにしたものになっているため、昆虫に興味のある子ならきっと気に入るはずです。
プリントのレベルとしては、小学校1年生で習うレベルのものがほとんど。塗り絵や迷路等も難しいものではないので、昆虫に興味がある子なら、3歳くらいからでも利用できるかなと思います。
ドラえもんチャンネル
国民的アニメ『ドラえもん』の公式ホームページでは、ドラえもんやのび太など人気キャラクターの塗り絵をダウンロードすることが出来ます。
ドラえもんは色使いがとてもシンプルなキャラクターです。そのため「集中力がなく、塗り絵をすぐにやめてしまう」という子どもにはぴったりのキャラクターではないでしょうか。
また、細かい塗りの必要もないので、まだ上手く色鉛筆を扱えない小さな子どもにもおすすめのキャラクターです。毎月1日に新しい塗り絵が追加更新されるのも嬉しいですね。
季節にちなんだイラストの塗り絵が更新されることもしばしば。ぜひチェックしてみて下さいね。
kidipage
多種多様なコンテンツを楽しみたい方にオススメなのが『kidipage』。コンテンツは、海外感のあるタッチやデザインのものが多い印象です。主に、
- 塗り絵
- ワークシート
- 工作アイデア
を無料で印刷できます。そして驚くのが、その種類の多さ!
塗り絵だけでも、人気のディズニーキャラクター、サンリオ、車、恐竜、動物、花、マンダラなどなど…。数えきれないほどの種類が準備されています。
また、リアルなイラストからデフォルメされた可愛らしいイラストまで、多種多様なタッチがあるのも魅力です。
教科に関しては、「算数」「英語」が主なコンテンツ。”10まで” ”シンプル” ”複雑”などレベルが分かれていますので、ワークシートの選択に苦戦することはなさそうです。
“10まで”や”シンプル”レベルのワークシートならば、3歳児~小学校1年生くらいまでが楽しめる内容です。“複雑”のレベルになると、ひっ算や2桁の計算になり、迷路もやりごたえのある内容になっています。
小学生が苦手になりやすい分数などのワークシートもあるので、小学校2年生~小学校6年生くらいまででも、十分に楽しめるサイトです。
ポケモンだいすきクラブ
日本が世界に誇るキャラクターアニメ『ポケモン』。そんなポケモンの塗り絵を無料ダウンロードできるサイトです。現在およそ70種類ほどのポケモンキャラクターの塗り絵が用意されています。
ポケモンもドラえもん同様、線がハッキリしていて、塗りやすいキャラクターです。
また、こちらでダウンロードできる塗り絵は、キャラクターのみが大きく描かれたシンプルなもの。キャラクターを塗り終えたあと、余白部分に何を描くのかにも、子どもの個性が出そうです。
塗り終えた塗り絵を切り取って、割りばしなど棒に貼り付ければ、ペープサートやごっこ遊び、ポケモンバトルにも展開しそうですね。
塗り絵としてのレベルは難しいものではありませんので、3歳から楽しめるのではないかと思います。
THOMAS&FRIENDS
幼児期の子ども達に人気のトーマスシリーズの公式ホームページでも、トーマスとその仲間達の塗り絵をダウンロードすることができます。
トーマスシリーズは、子ども達の大好きな機関車など、乗り物がモチーフとなっているアニメです。バトルなどの描写がない分、まだ小さい子にも安心して観せられます。
塗り絵のデザインは、シンプルなものから凝ったデザインまで幅広いです。余白にも様々な書き込みがされており、存分に塗り絵の世界に没頭できます。
こちらも毎月追加更新されているようですので、ぜひ覗いてみて下さいね。
NHK・すくコム
出典:『すくコム』公式サイト
乳児期の子どもたちを夢中にさせる教育番組といえば、『いないいないばあ』『あかあさんといっしょ』などのEテレ。子育てママ・パパの強い味方でもあります。
うーたんやワンワン、オトッペ、ガラピコぷーなどEテレで人気のキャラクターの塗り絵は、公式ホームページでダウンロード出来ます。
しかもモノクロの塗り絵だけでなく、色のついたイラスト見本まで!
番組自体は0歳児から楽しめるものではありますが、塗り絵となるとクレヨンや色鉛筆を使用することになります。口に入れてしまうことがないように、見守りながら楽しんで下さいね。
ちなみに、乳児期には色鉛筆よりもクレヨンやマーカーの方がおすすめです。色鉛筆はある程度の筆圧が必要になりますし、一度で塗ることができる幅も狭いです。
クレヨンに関しても、はじめは少し太めの握りやすいものを選んでみて下さい。万が一口に入ってしまっても、体に害がないタイプのクレヨンもあります。
キャラクター教材なら、こどもちゃれんじもおすすめ!
机での学習習慣を身に付けるという点では、こどもちゃれんじなどの幼児向け通信教材を利用してみるのもおすすめです。
教材の中では子どもが自ら「できた!」が感じられるようなアイデアがたくさん散りばめられています。また、毎月目新しい教材が届くため、子どもが飽きることもありません。
しまじろうとその仲間たちのキャラクターも愛らしく、幼児向けの通信教材の中ではトップクラスで人気のあるキャラクターと言えます。
また、こどもちゃれんじは他の幼児向け通信教材と違い、学習習慣だけでなく排泄などの生活習慣も身につけられる内容になっていますので、一石二鳥です。
学習教材やエディトイ(おもちゃ)、DVDなど豪華な内容でありながら月額2,000円程度あれば始められますし、自分で幼児教材を揃えたり印刷したりするのが大変なのであれば、検討する価値は十分にあるかと思います。
体験は無料で、おまけとは思えないほど豪華なプレゼントがもらえるキャンペーンが開催されていることもあります。
もしキャラクターにこだわらないのであれば、幼児ポピーもおすすめです。幼児ポピーはさらに安く、およそ1,000円から始めることが出来ます。
興味があれば、こちらの記事もぜひチェックしてみて下さいね。
かわいいキャラクターの幼児教材が使えるサイトまとめ
子どもの好きなキャラクターはありましたか?
子どもの遊びは静と動の二つに分けることができ、動の遊び(=体をたくさん動かす遊び)をした後は、静の遊び(=座って遊ぶ遊び)をするというサイクルがあります。
特に小学校入学以前の子どもにとっては、机での学習も遊びの一つ。動の遊びもしっかりすることで、静の遊びである机での学習にもスムーズに移行できます。
「こんなのができた!」「みてみて!!」という子どもの気持ちをたくさん受け止め、認めてあげることが、子ども自身が学習を好きになり、習慣化への近道です。
その始めの一歩として、大好きなキャラクターの塗り絵やプリントをぜひ活用してみて下さいね。